ファビオ・ピエトラントニオ(FABIO PIETRANTONIO)
1966年にトリノで生まれたファビオ・ピエトラントニオには、アートの血が流れている。色と形、そして感情のハーモニーを伝えるべく、彼が使用するのは有機的な素材である。ピエトラントニオは人間と自然との極めて重要なバランスの物語を伝えようとしているのだ。広く世界を旅する中で、彼はオーストラリアのアボリジニやネイティブ・アメリカンのスピリチュアリティに触れ、慌ただしい現代生活によって生じる不安を自然との触れ合いが払拭してくれることを学んだ。
その陽気で気さく、活動的な人柄は、葛藤や不安、実存的緊張を作品に注ぎ込むような無口で苦悩するアーティストというステレオタイプとはまったく正反対である。