「MARVIS」は雑誌やメディアでも紹介されるおしゃれな歯磨き粉。「MARVIS」をはじめ、世界中から心ときめく雑貨やフレグランスなどを輸入・販売するUPPER HOUSEの創業者Joeyが語る「豊かな暮らし」とは?
Lifestyle. UPPER Style.
皆さんは「本当に質のいいもの」について考えてみたことはありますか?私は、「MARVIS(マービス)」をはじめ、これまで自分が出合った心ときめく品々を通じて、「本当に豊かな暮らし」を考えるきっかけにしてほしいという気持ちから、UPPER HOUSEを立ち上げました。
“「MARVIS」は私の「使いたい」がきっかけで日本に上陸”
UPPER HOUSEでは、フィレンツェの歯磨き粉「MARVIS(マービス)」をはじめ、ミラノの香水ラボラトリー「LabSolue(ラブソルー)」、イスラエルのステーショナリーブランド「PAPIER(パピエ)など、12の海外ブランドを取り扱っています。
そのすべて、私自身が大好きになったブランドです。
私が海外で出会った商品を日本で展開する際に一番大切にしていることは、まず自分が欲しいと思えるかどうか。アイテム自体の品質はもちろん、ちょっぴり贅沢な気分に浸れるかどうかを重視しています。
歯磨き粉MARVISを日本に輸入したのも、自分が使いたいというのがきっかけです。
私はNY在住時、長くMARVISを愛用していました。でも、仕事の関係で引っ越すことになった日本では売っていないことを知り、メーカーに直接掛け合って輸入することにしたんです。
私がMARVISを気に入っている理由は、パッケージのおしゃれさや素敵な香り。
取り扱いスタートして以来、日本でもトレンドに敏感な人々の間で話題の商品に成長している様子を見て、その価値に共感してくださる人が増えていると嬉しくなります。
■NY・イタリア・イスラエル・・・世界中で目にしたものからアイテムを厳選
※「PAPIER」「Le Tan(ル・タン)」のイメージ写真を2点並べて
よく、「自分へのご褒美」というと何十万円もするハイブランドのバッグや服、コスメなどが上がります。もちろん素敵だと思いますが、それを買うために食事はコンビニで済ませたり、日用品には無頓着というのでは、人生、損していると思うんです。
私は、毎日使うモノこそ、気持ちを明るくしてくれたり、心を癒してくれたりすると思います。
たとえば、「PAPIER」のノートは、質のいい紙に書くことで手書きの温もりや素材のよさを感じさせてくれたり、オーストラリアの日やけ止め「Le Tan(ル・タン)」は、ポップなパッケージデザインが夏のお出かけをよりワクワクさせてくれたり・・・
UPPER HOUSEのラインナップは、すべて私が海外で出合ったものです。
私は12歳まで香港で育ち、その後、家族とNYへ移住し、仕事の関係で日本に住むことになりました。その後、イスラエルにも通うなど、様々な国の暮らしや文化を体験してきました。そこで、出合った人やモノがUPPER HOUSEのラインナップになっているのです。
たとえば、「Le Tan」は、ギリシャ旅行の時にセンスのいいセレクトショップで見つけ、「PAPIER」はイスラエルで気に入ったアパレルショップで出合ったアイテムです。
UPPER HOUSEでは、私自身が良いと思ったものしか取り扱ってないため、それらを周りに勧めた時に大勢の人が「いいね!」と言ってくれることがとても嬉しく思います。同じように好きになってくれることが私のお仕事のやりがいになっています。
■ 百貨店の世界を通してモノへの愛着が育つ
振り返ると、小学生の頃から今の職業につながる気質はあったように思います。
当時住んでいた香港の自宅は、日系の百貨店が集まるエリアに隣接していました。休日になると母に連れて行ってもらえる「三越」「松坂屋」「大丸」といった百貨店の世界に、小学生の私は魅了されていきました。
夢中になっていたのはサンリオのキャラクターグッズなど。眺めているだけでも幸せな気分になれましたが、やっぱり欲しい!(笑)
でも、すべて買ってもらえるわけではないので、物をほしい欲を募らせていました。
この頃からモノに愛着を感じる原体験になっていると思います。
■「SABON Japan」設立の仕事を機に日本へ
大学卒業後は、大手銀行や米会計事務所のプログラマーとしてキャリアをスタートさせましたが、ふとしたきっかけで幼い頃から夢見ていた「モノを売る」仕事に携わることになります。
初めはキャンドルをネットで販売していましたが、その後イスラエルのボディケアブランド「SABON(サボン)」に出会い、日本へ広めることになりました。
NY在住中からお気に入りのブランドだった「サボン」。お風呂につかる文化のある日本では、必ずブレイクするという確信がありました。そんな時「サボンを日本に紹介したい」と同じ思いを持つ人との出会いがあり、「SABON Japan(サボン ジャパン)」設立に向け、ボードメンバーとして携わることになりました。
最初に本国へ日本進出の話を持ちかけた時には、断られてしまいました。でも、私は諦めませんでした。
当時NYの家の前にあったSABONに訪れ、店員さんと商品にまつわる雑談を発展させて商談に進めるなど、SABONに対してのパッションを伝え続けました。そして一年後、念願だったOKの返事をもらうことができました。
今では、リアル店舗もどんどん増え、当時は想像もしないほどメジャーなブランドに成長している様子を見て、とても嬉しく思います。
大学卒業後から携わってきたプログラミングの仕事にもやりがいを感じていましたが、サボンの仕事を通じて、改めて『私はやっぱり自分が素敵だな、というモノを売ることは向いている!』と確信しました。
■ 自分をいつくしむことで人生はもっと豊かになる
私が、UPPER HOUSEのラインナップを通じて、日本人に伝えたいメッセージは「自分をいつくしむ」ことの大切さ。
日本の友人や知人と会話していると、よく「自分にはもったいない」という言葉が出てくることに違和感を覚えます。歯磨き粉「MARVIS」や「PAPIER」のノートといった日用品は、大切な人への贈り物には選んでも、自分で使うとなると節約の意識が働いて「もったいない」と言うんです。
でも私は「自分にはもったいない」モノなんてひとつもないと思います。
着心地のいいTシャツや心ときめく上質なランジェリーなど、自分が気分よく過ごせるものに投資する、「自分をいつくしむ」時間を増やす方が人生はより豊かになる。ほんのちょっと品質のよいものを自分のライフスタイルに取り入れてみる。その積み重ねで、精神面も磨かれ、外見だけでなく内側から美しい人になれるのだと思います。
【 Joeyプロフィール 】
香港生まれNY育ち。大学卒業後は大手銀行や会計事務所でプログラマーとしてのキャリアをスタート。ボディケアブランド「SABON Japan」の日本展開した経験を活かし、海外ブランドの日本独占契約を結び、上質なライフスタイルを提案する「UPPER HOUSE」を2014年に設立。歯磨き粉「MARVIS」をはじめ12ブランドを取り扱っている。
コメント (0)
この記事に対するコメントはありません。真っ先にメッセージを残してください!